毒親への具体的な対処法【独立後編】

毒親から逃れるために、早くこの家を出たい!と強く思っているにもかかわらず、いざ進学や就職などで家を離れるチャンスがめぐってきても、毒親の元を離れることに困難を感じる子どもは少なくありません。過干渉の母親の場合は特に、「お母さんを一人にしないで」などと言い、独立しようとする娘に罪悪感を抱かせてずっと自分の手元に置いておこうとします。

ここまであからさまではなくとも、兄弟の中で自分だけがターゲットになっている子どもの場合、自分がいなくなったら代わりに他の兄弟が被害に遭うのではないかと考えて、家を出ることをためらうケースもあります。これは、子どもが自発的に考えていることではなく、長年の毒親の心理的支配によって、そういう思考パターンを植えつけられているのです。

このような毒親の支配に気づいて、できるだけ早く親元から離れて自立することは、とても大切なことです。生活の場を離すことで少しでも被害を減らすことができますし、毒親と自分の関係性を客観的に見られるようになります。これは、毒親を克服することにつながっていく、非常に重要なプロセスです。

親元を出にくいと思える人は、それがなぜなのか今一度考えてみて、何がネックになっているのか見極めて、自立する方向に向かえればいいなと思います。

さて、困難を克服して親元から離れることができても、すぐに支配から逃れられるわけではないのが辛いところです。家を出てしまった罪悪感にかられたり、せっかく毒親と顔を合わせなくてよくなったのに毎日電話がかかってきて愚痴を聞かされたり、お金を取りに来られたり、毒親はありとあらゆる手段で搾取し続けようとします。

なかなか難しいかとは思いますが、せっかく離れて自分の人生を生きようとしているあなたの生活を尋常ではなくおびやかすような毒親ならば、接触は一切断ち切るのが理想です。具体的な対応としては、電話番号や住所も教えないのがベターです。職場の所在地を教えてしまうと、乗り込んで来られたり、会社の人にあることないこと喋り倒されて迷惑がかかることもあり得るので、教えない方がよいでしょう。間違っても、貯金通帳なんて渡してはいけません。

急に一切を断ち切るのが難しければ、「必ず連絡するから、この生活に慣れるまで3か月待ってほしい」というように期間を区切って、毒を抜く期間を設けることをおすすめします。その間に良いカウンセラーを探したり、パートナーがいれば毒親について理解を深めてもらったりします。それでも電話がかかってきたりすることもあるでしょうが、「今は話す時間がとれないから」と言って、思い切って電話を切りましょう。アポなしで家に来られることも考えられるので、普段から来客の顔を確認せずに玄関を開けることはしないようにしましょう。

大切なことは、あなた自身の支配された心を取り戻すことです。方法はいろいろありますので、このサイトの他のページも参考にして、少しずつでも毒を抜いていってください。

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