他人には言いにくい毒親との関係、どう説明すればいい?

友達が困ったとき、その親が友達に対して言うことややることは、自分の親とは全然違ったりします。友達は困ったら、当たり前に親から助けてもらったり励ましてもらっています。もし自分だったら、困っていても、毒親から「あんたが悪い子だからそうなるんだ」「お母さんの言うことを聞かないからだ」と責められたうえに、放っておかれたりします。助けてくれたとしても、過剰に恩を着せられたりします。

周りの仲良さそうな親子がすごくうらやましいと感じると同時に、この人たちにはとても自分の親子関係は話せない…と絶望感にも似た思いにとらわれる人もいるかと思います。実際のところ、まともな親の元で育った人には、毒親のことは到底理解できない部分が大半だと思います。

愛情に恵まれて育つと、周りが自分のために何かしてくれるのはある意味当たり前であり、少なくとも自分の周りの世界には悪意はないと認識するようになりがちです。そこで毒親の話を聞いたとしても、理解できないあまり、どうしてそんな悪意を可愛いはずの我が子に向けるの?何かの間違いではないの?悪くとらえすぎてるんじゃないの?と考えてしまっても仕方ありません。虐待という言葉はもちろん知っているし、子どもを殺してしまう親がいるのもニュースなどを見て知ってはいます。でも、それは遠い国で戦争が起こっているというのと大して変わらないレベルの認識で、まさか友達の親という身近な存在の中にそんなひどい人がいるとは、にわかには信じがたいことなのです。

このような相手には、やはり毒親のことは話さないのが無難かと思います。話して分かってもらえなかったり、逆にあなたの方が責められることがあっては、ますます傷ついてしまいますから、無駄に傷を増やすようなことはやめておきましょう。

一方で、同じ毒親育ちの仲間がいると、これは非常にありがたい存在となって、あなたを助けてくれます。でも毒親育ちの仲間を見つけるには、自分も毒親育ちだということを伝えなければならないため、基本的に毒親のことを話さないようにしていると、なかなか見つけにくいのが現状です。ここを打破するためにおすすめなのが、「小出しにする」ことです。

最初から激しい毒親っぷりを話してしまうと、上記のように傷ついてしまう恐れがありますから、自然な話の流れに沿って「うちの親ってちょっと変わってて…」と比較的軽いエピソードをさらりと話して、相手の様子を見るのです。毒親育ちは、こういう嗅覚は優れていますから、あなたの親がちょっと毒っぽいかもしれないということに気づいてくれる可能性もじゅうぶんあります。

そうして仲間を見つけたら、徐々に話していって共感しあったり、お互いをねぎらい合ったりできれば素晴らしいですね。一般の友達とは毒親のことは特に話さず付き合い、何か聞かれても「最近忙しくてあまり親と顔合わせてないんだ」とか言って適当に流すのもいいでしょう。嘘も方便です。

このように、相手によって話す内容を調整するのは、対人関係のとてもよいトレーニングにもなります。人間関係が苦手な毒親育ちにとって、先々きっと役に立ちますよ。

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