困ったらどこへ行けばいいの?相談窓口はいっぱいあります

毒親に支配され、様々な症状に苦しめられている人は、なかなかそのことを人に話すことができません。日本では儒教の名残りもあってか、親を敬うのは当たり前で、親の悪口とも言えるようなことはおいそれと口にできない雰囲気があります。

小学生くらいまでの小さい子どもにとっては、よその家庭がどんなふうか知りませんから、自分がやられていることは皆やられていることで、普通のことと捉えている場合も多く、相談に至りようがありません。思春期以降、自分の親はおかしいと気づいても、暴力や性的虐待の場合は特に、恥ずかしさから人には決して話せないという子どもが大半です。

毒親は非常に外面が良く、他人からは良い親だと思われがちであることは、すでに書きました。そのため、子どもが親から受けている仕打ちを人に話しても、「そんなこと、あのご両親がするわけないじゃない!」「あのお母さんがそこまで言うなんて、あなたがよっぽど悪いことしたんだね」というような反応が返ってきて、さらに傷つくことになります。そういう経験を通して、ますます人に相談することをあきらめてしまうようになります。

このように、子どもの側から相談しづらい背景があるので、学校の先生や近所の人々の方から、気になる子どもがいたら声をかけてあげてほしいと思います。その子どもから耳を疑うような話を聞いても、決して否定せず、話しづらいことを話してくれた労をねぎらって、気持ちを汲んであげてほしいと思います。それだけでも、ものすごく救われるものです。

子ども自身の方も、少しでも楽になるために誰かに相談することをあきらめないでほしいと思います。学校の先生や養護教諭に話せそうなら話してみましょう。それが無理でも、多くの学校にはスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーがいます。彼らは傷ついている人の話を聞くプロですし、守秘義務もあるので基本的に誰にも相談内容を知られずに済みます。

18歳までの子どもなら、地域の児童相談センターも相談に乗ってくれます。虐待は児童相談センターの専門分野のひとつなので、まずは電話してみるとよいでしょう。電話でお話するだけでもいいですし、電話で日時を予約してから直接会ってじっくり相談することもできます。

カウンセラーが開業している相談室やカウンセリングルームも、数は多くはありませんが、高い精度で相談に乗ってくれます。母娘関係の問題を専門分野にしているところもあります。医師がいない相談室では保険診療ができないので、料金が比較的高くなってしまうというデメリットがありますが、興味がある方は問い合わせてみると良いでしょう。

重い症状が出てしまっている人は、病院を受診するのも一つの手段です。心療内科やメンタルクリニックは今や多数ありますから、通いやすいところで探してみると良いでしょう。ただし、医師やカウンセラーは相性もありますので、行ってみてダメだと思っても、すぐにはあきらめないでほしいと思います。直接話しづらいという人には、電話やメールでの相談もあります。

毒親にお金を取られているとか、独立後に家を知られたくないというような問題には、弁護士相談がおすすめです。たいてい、どこの市町村にも無料の弁護士相談があるので、お住いの市役所に問い合わせてみてください。

人に自分の辛いことを話ことは、なかなか勇気のいることです。特に親のこととなると話しづらさは格別です。でも、どうにかして自分自身のために相談への第一歩を踏み出してほしいと思います。その勇気さえ持てれば、きっと未来は明るいはずです。

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