毒親とは

近年、「毒親」という言葉がだんだんと認知されるようになってきました。毒親とは、一言でいってしまえば、子どもの心身の健やかな成長を阻む親のことです。

社会全体に広く知られるようになった「虐待」とどこが違うのかというと、基本的には同じです。虐待は、暴力などの「身体的虐待」、子どもを性の対象にしたり親の性行為を見せたりする「性的虐待」、食事や必要な医療を与えないなどの「ネグレクト(養育放棄)」、言葉の暴力などの「心理的虐待」の4種類に分けられます。これらの虐待をする親も、もちろん毒親です。

しかし、このような従来の虐待の範囲には入らない毒親もたくさんいます。毒親は、従来の虐待に比べて範囲が広く、意外なほどに多く存在します。一見それと分かりにくいので、子ども自身が自分の親が毒親だったと気づいていないケースもあります。

過干渉は、その典型的なパターンです。子どもの意思を無視して親が選んだ習い事をさせたり、子どもの希望を無視した進路を押し付けようとします。友達や結婚相手選びにまで口を出します。子どもの独立を快く思わず、一生自分の手元に置いて、いずれ介護までしてもらおうと期待しています。子どもが反発しようとすると、激しく怒ったり泣いたりして、子どもが自分の気持ちや意志を出せないようにします。一見、子ども思いの良い親のように見えることもよくありますが、子どもの人生を自分の意のままに操ろうとしていて、それによって子どもがしんどさを感じているのですから、これは立派な毒親です。

もうひとつのよくある毒親パターンに、子どもを傷つける言葉を日常的に言うというものがあります。心理的虐待とも言えるのですが、虐待という言葉から連想されるような激しいものだけではありません。たとえば、「お父さんが、あんたのことダメな子だって言ってたよ」と知らない方がいい情報をわざわざ子どもに聞かせたり、「本当は男の子(女の子)が欲しかったのに」と、子どもの性別とは違う性の子が欲しかったと言って、子どもの存在を否定するものや、愚痴を延々聞かせるというものも、子どもは深く傷つきますから、これもやはり毒親です。

特に、実際の性別とは違う性別の子が欲しかったと子どもの前で言う親は、とてもよく見かけます。軽い気持ちで言っているのかもしれませんが、子どもは密かに傷ついていきます。一度や二度ならリカバーできますが、繰り返し言いすぎていて、子ども自身が「私はうまれない方がよかったんだ」と感じているなら、毒親と言えます。

毒親に育てられた子どもは、親から否定されたり支配されたりしているため、自分のことを愛される価値のないダメな人間だと思い込んでいきます。何事にも自信がなく、人間関係が苦手になってしまうので、いじめの対象になったり、うつ病を発症したりすることも多々あり、社会生活に大きな支障をきたすことにもなりかねません。このように、子どもが年齢的には大人になり、就職したり結婚したりと自立してからも、その生活や心理状態に大きな悪影響を及ぼすのが毒親なのです。

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