その症状も親ストレスかも!毒親がもたらす意外な影響

親から暴力を受けたり、酷い言葉を投げつけられたり、過干渉だったりという日々を送っていると、当然子やどもの心身には大きなストレスがかかります。ストレスがかかった子どもには、様々な反応が起きます。

毒親のやっていることは全くもって理不尽ですが、子どもにとって相手は他ならぬ親なので、何とか受け止めようとします。でもその毒は、到底受け止めきれる程度では済まないので、子どもの心はパンクしそうになります。人間の心には防衛機制とよばれる働きがあって、心がパンクしそうになるとそれを防ぐために、無意識的に辛さをダイレクトには感じないようにさせます。しかし、ストレス自体がなくなるわけではないですから、心が受けとめなかった分は、身体の症状など様々な形をとって現われてきます。

頭痛、腹痛、めまい、風邪をひきやすい、よく熱を出すなどの身体の症状は、毒親に悩む子どもに非常によく見られます。これらは仮病などではなく、子ども自身にもどうすることもできないものです。

また、リストカットや、傷ができるほど身体を掻き毟る、髪を抜くなど自分の身体を傷つけるのも、多く見られる症状です。

さらに、イライラしやすい、暴力的、落ち着きがない、衝動的、感情の起伏が激しい等というような、行動面でもいろいろな症状が現れます。これらは元々の性格というよりも、毒親との生活によるストレスや、毒親の人格に影響されて似てしまっていると考えた方が自然です。毒親に育てられた子は人間関係が苦手なことが多いので、ただでさえ不安定な人間関係に上記のような問題行動が加わり、学校や職場などで問題児扱いされてしまうこともあります。家でも学校でも味方になってくれる人がいなくて孤独感を味わうことになり、とても厳しい毎日です。

人が怖い、大きな声や音を聞くと身体が震えるほどの恐怖を感じる、過呼吸、大量に食べて吐くなど(摂食障害)もよくあります。特に過呼吸をはじめとするパニック障害や摂食障害は、母親の過干渉に苦しむ娘に非常に多く現れる症状です。これらは早期に対応することで比較的治りやすいと言われているので、症状が出始めたらできるだけ早く病院や相談機関に行くことをおすすめします。

眠れない、食欲がない、死ぬことばかり考えてしまう等、うつ状態と思われる症状が出てきたら、これも病院を受診した方が良いでしょう。医師だけでなくカウンセラーもいる精神科や心療内科が望ましいですが、それはちょっと抵抗があるという人は、総合病院の内科などで相談してみると良いでしょう。

中には、いろんな心身の問題を毒親のせいにしているのでは?と思う人もいるかもしれません。しかし、これらの症状はとても辛いもので、好きでこんな症状を抱えている人はいません。健康で精神的に安定した生活の方が誰だっていいわけですが、そうなれないのは、そうしたくてもできない要因があるからです。離れたくても子どもという立場では、なかなか親からは離れられないため、長年いろんな症状に苦しむことになっていきます。

ですが、周りのサポートや、治療やカウンセリングを受けること、何よりも毒親から解放されることにより、症状は消えていきます。今は苦しくても、どうか希望を失わないでくださいね。

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